保育園義務教育化
- 出生率が高く、子どもを育てやすい国として知られているフランスでは、ベビーシッターを使うことは当たり前で、国から補助金も出る。実際、3歳未満の子どもの約2割は、主にベビーシッターが面倒を見ているという。
- 現代の育児というのは、相当の「情報強者」か「経済強者」でないと務まらないということだ。
- 子どもと家にずっと一緒にいてストレスを抱えているお母さんよりも、きちんと自分の時間を持って活躍しているお母さんのほうが、結局は子どもにとってもいいということだ。
- 孤立したお母さん(特に専業主婦)ほど育児不安になる確率が高い。
- 「子どもの教育にお金や時間をかけるとしたら、小学校に入学する前の乳幼児期の教育が一番重要だ」
- 「人生はいつでもやり直せる」とか「人生に手遅れはない」というが、実際は人生は後から挽回するのが非常に難しいというのだ。
- 実は保育園や学校に行く意味は、「学力」以上に、この「非認知能力」を磨くことにある。
- 「日本の伝統的な子育ては素晴らしい」とか「昔は人情に溢れていた時代だった」という人がいるが、それは歴史資料を見る限り、全くの嘘だということがわかっている。
- 「母性は本能だ」なんて言ってしまうが、大正より前の日本人は「母性」という言葉さえも使っていなかったのだ。
- 「サラリーマン」と「専業主婦」は1960年から1990年頃の、日本経済が好調だった時代の産物だったのだ。それは日本の伝統でも何でもない。
- ちなみに、女性の労働力率を上げるには、子ども手当を支給するのではなく、保育園を整備した方が効果的なこともわかっているという。
- 重要なのは、今よりも若者がセックスをしていなかった時代のほうが、今よりも子どもの数も多かったし、出生率も高かったということである。
- まず産業構造が「女性化」している。この数十年で建設業や製造業など「男性」が得意とされる職業が減少した。一方で介護職などのケア労働といった「女性」の方が就職に有利な職業が増加した。
- 女性が子どもを産みにくい社会では少子化が進む。
- アメリカでは様々な実験が行われてきたが、その多くが「良質な保育園に行った子どもは、人生の成功者になる可能性が高い」といった結果を示している。
- 殺人によって亡くなった人は1955年には2119人もいたが、2014年には357人まで減っている。激減といっていいだろう。数が減っているからこそ、1つ1つの殺人事件をニュースやワイドショーで大きく取り上げる。
育児のする気のない(または間違った育児をしている)親が育てるくらいなら、保育園に預けた方が世の中のためにもはるかに良い結果になる。
乳幼児期の教育は、IQに代表されるような認知能力にはあまり効果はないが、社会性などの非認知能力を将来に渡って向上させる点に効果がある。
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